新潟アカデミア・ウィンズのWebサイトへようこそ。新しいデザインに近日改装予定です。

当楽団のロゴは、新潟を代表するデザイナーの石川竜太氏によって手がけられました。楽譜を象徴する「五線」と、研究を象徴する「本」が開かれている姿が組み合わせられており、全体を通じて風(ウィンズ)に吹かれて音楽が奏でられている様子を表しています。
新潟アカデミア・ウィンズは「研究する楽団」として、2025年1月に宮下秀樹と藤田豊の呼びかけにより、新潟市西地区公民館を拠点に活動を開始した新しい楽団です。主に吹奏楽のオリジナル曲を扱い、楽団員同士が持っている知識や経験を結集して、作品の書法を分析したり、演奏法の検討を行なったりしています。楽団員の半数近くは他団体を本拠地として活動しており、通常は管弦楽をメインに演奏している楽団員や、職業演奏家・指導者、小中高大の教員、地域クラブの指導員、他団体の楽団長、指導者を目指す学生や、スキルアップを目指しているアマチュア奏者などで構成されています。活動は月に2回、平日の夜間に行われ、令和7年9月末日現在で40名の楽団員が在籍しています。
「アカデミア(Academia)」とは、もとは古代ギリシャ、アテネ郊外の「アカデメイア(Akademeia)」と呼ばれる地に、哲学者プラトンが学園を開いたことから、後に学問共同体を指す言葉となりました。それに準えて、多様な学問が集まって一つのアカデミアを形作ったように、私たちもそれぞれ異なる活動拠点を持つ音楽家が集い、新潟で吹奏楽を探究する、という意味を込めて「新潟アカデミア・ウィンズ」と名付けました。
活動は演奏の他に情報交換やエキストラの協力、指導法の共有なども行われ、研修団体としての機能や地域の音楽ネットワークを結びつける役割も担っています。
日時: 2026(令和8)年2月22日(日) 13:30開場 14:00開演
場所: 新潟県民会館 大ホール
指揮: 宮下秀樹
「吹奏楽の世界遺産」
◯第1部「欧米の古典的名曲より」 吹奏楽のための第一組曲(G.ホルスト)、イギリス民謡組曲(R.V.ウィリアムズ) ほか
◯第2部「日本吹奏楽の金字塔」 風紋(保科洋)、吹奏楽のための交響詩 ぐるりよざ(伊藤康英) ほか
吹奏楽は「音楽のデパート」とも言われるほど、多くのジャンルを演奏することができる演奏形態です。現在主流となっているWind Orchestraの編成は、今回取り上げるホルストの第一組曲が発端と言われており、この曲は吹奏楽の歴史を語る上で書くことのできない作品となっています。新潟アカデミア・ウィンズでも、最初の練習で取り上げた作品がホルストの第一組曲でした。
新潟アカデミア・ウィンズの第1回定期演奏会となる本公演では、そのような「吹奏楽の世界遺産」と呼べる作品を全6曲演奏します。吹奏楽の名曲ならではの音の響き、重厚感、躍動感をどうぞお楽しみ下さい。